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乾 電 池 で は 2 0 分 も 持 た な い …
ETX&デジカメ
バッテリ消費が激しいデジタルカメラ。冬に向けて、大容量な外部バッテリで動かそうと試みるのでした

 バッテリ寿命は、デジカメを使っている上でとてもやっかいな問題です。せっかく狭い視野に導入した天体であっても、乾電池がバッテリ切れなどとなっては交換を余儀なくされます。さらに、いろいろな問題も絡んでくるので、長期的に見れば対策が必要かもしれません。

・DC12V→DC6Vコンバータを作る
 最近までは…、とある事情から乾電池が湯水のごとく使っていられたのですが(汗)、不況からか使えなくなってしまいました(^^;

 さらに、まもなく冬を迎える10月下旬のこの頃。なにか対策を講じなければ…、と次のような理由とメリットから、外部バッテリ計画を発動しました。

・ 拡大撮影中に死の宣告のように表示されるバッテリ切れ。これがいちばんはタマラナイ


・ 冬は、バッテリを暖めないと化学反応が鈍り寿命激減で泣きそうになる

・ 使っていないノートパソコン用の外部バッテリが見つかった

・ 外部バッテリにすれば乾電池分の重量が軽減される

以前使っていたSG-1100は、1年も持たずイカれてしまった

コレを持っているけれど、そのまま使うとかさばるし、バラしてしまうのはもったいない…。


 市販品であれば、ノートパソコン用の外部バッテリを流用してPOWER BATTERY」(エナックス)。同社には、デジカメ用にDC6V出力の製品もあります。
 あとは、比較的安価であるしmy Battery PRO もおすすめです。

 まったく、持っていないならば買うかな…、と思ったのですが、何とか使ってみようと思い込むことに。

 この製品「POWER BUTTERY」、出力電圧がDC12〜16.8V。このため車載利用されるシガータイプのDC-DCコンバータを使うのがお手軽。そこで、以前秋葉原の秋月電子通商でジャンク購入していたシガータイプのDC8V/1.6A出力のコンバータがあったことを思い出す。


秋葉原の秋月電子通商で400円だったシガータイプ、DC8V/1.6Aのスイッチング電源の中身。以前、Picona改でいろいろ試していた時に購入した物でした

 出力電圧が違うけれど、この手は内部の抵抗を変更すれば電圧も変えられることが多いはず…。

 ケースを空けてみると、「LM2576T-ADJ=3A」なるレギュレータが。データシートを探すけれど見つけられず、他に使っている人が居ないかな〜と探してみると、XLV750Rさんのページが。そこでメールでお聞きしたところ、とても丁寧にお教えいただきました。ありがとうございます。


シガータイプそのままで使うとかさばるので(これでもかさばるか…)、バラして使うことに

アダプタに付けるケーブル付きのプラグ(下写真)は、秋葉原の千石通商で購入したもの

QV-3500EX側のDC入力ジャックには、2φプラグを使います

 結果的に、R1(2kΩ)、R2(8kΩ)が付いていたものを、R2を10kΩの可変抵抗に変更してDC6Vを作ることができました。バッテリ自体は、三脚に巻き付けて使えば都合がイイ。

 これで、乾電池を使いまくる環境悪化の悩みが1つ消えました(ウソ)。

・ 関連リンク
バッテリの知識