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東京・水道橋の誠報社に行って,アダプタを買ってきました。(99/09/02)
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RAW形式からの画像処理(池村氏作成のツール使用)は,上写真のように一目で分かるほど効果があります。通常のPiconaは,8ビットでJPEG保存しかできませんが,RAWであれば10ビットで処理できるようになります。どんなに画像処理をしても,左の画像が右のようになるのは困難です。(99/09/12)
31万画素のPiconaがよみがえる (1999/08) |
gooで検索したいろいろなページをサーフィンしていたところ,偶然米山さんのホームページにたどり着きました。掲載されている惑星画像の鮮明さに感激です。さらに驚いたことに,その撮影画像の多くは,今となっては旧式の31万画素デジタルスチルカメラ「Picona」(NEC)で撮影されたものだと書かれています。
運よく,自分も引き出しの奥に眠っていたPiconaがあったので,米山さんにPicona改の発案者・池村さんをご紹介いただいて改造テクを伝授していただきました。
ここに紹介するほとんどのテクニックは,両氏にご紹介いただいたものです。また,実際の改造に必要な重要なテクニックが多数ありますが,すべては池村氏の発案内容に基づき改造手順の概要のみを紹介したまでです。
月惑星研究会には,池村さん米山さんをはじめ多くの方が改造Piconaで撮影した画像が掲載されています。
■Picona以外に用意した主なパーツ(99/08/25)
レンズ裏ブタ(ニコンLF-3,写真右) | 320円 |
コンパクトカメラ用シャッターボタン(ETSUMI) | 930円 |
アルミ板 | 450円 |
その他足りなかった工具 (金ノコ,タップ,ビス,ドリルの歯など) |
1,500円程度 |
Piconaにはレリーズが取り付けられないため,コンパクトカメラ用のレリーズ取り付けパーツを使いアルミ板を加工して取り付けます。
レンズ裏ブタを使用するのは,望遠鏡の接眼部にTアダプタを介して接続するためです。
なんとか1日で完成・・・(99/08/29)
最大目的はレンズを取り外すこと |
1.各部でビスが微妙に異なるので戻すときに注意
レンズを取り外すべく,ひたすらバラす
3.精度が重要な「ドリル加工」
レンズ裏ブタ部とPicona側にドリルで穴を開ける。
CCDを中央に合わせなければならないので,ココはかなりシビア・・・
4.レンズ裏ブタキャップを取り付けてひと安心
裏ブタをビスで固定したところ。CCD面との水平度にも注意
6.組立後CCD面が直接覗ける
レンズを取り外して元通りに組み直します。レンズを外したので,直接CCD面が覗けるようになりました
レリーズを取り付けるためにアルミ板加工 |
7.レリーズ取り付け金具の作成
2mm厚のアルミ板を使うと,フラッシュ取り付け部にピッタリ
8.別途購入したレリーズ金具をアルミ板に取り付け
「コンパクトカメラ用シャッターボタン」をベルトから切り離し,アルミ板にはまるように加工します。米山さんから参考例をお聞きしていたので迷わずできました。しかし,万力が無く直角に曲げるのはかなり疲れました
9.完成
ETX-90ECと組み合わせて,実際に使用した撮像結果はこちらをご覧ください