印刷用ページ |
惑
星 拡 大 撮 影 に は リ モ コ ン が 必 須 ETX&デジカメ 天体用デジカメとして必須な条件の1つとして「リモコン」の有無が挙げられます。いかに振動を伝えずに撮影するかがテーマです |
デジカメのコリメート撮影をする場合、高倍率で追尾するので振動は大敵。少しでも望遠鏡には触れないよう気を付ける必要があります。そんな場合に便利なのが「リモコン」。2002年9月現在、手持ちではQVシリーズの物しかありませんが、デジカメ選定の指針として、リモコンのことも考えてみては?
- リモコンギャラリー
■ QVシリーズ(カシオ)の場合 手持ちのデジカメでリモコンを持っているのは、QV-3500EX(QV-2900UX)とQV-4000用のもの。右写真内の右側がQV-3500EX、左がQV-4000です。 リモコンを見ると分かるように、共通の物ではないことが分かります。なぜか、QV-4000以降は簡易リモコンに変わってしまったようで、ズームと+−(例:露出時間変更)、シャッターのみになってしまいました(WR-3C)。一方、QV-2900UXやQV-3500EXまで使えていたWR-2Cであれば、カメラ上の操作すべてをリモコンで行えます。QV-8000SXで付属されていた「WR-80QV」(写真提供:のぶさん)と同等の機能を持ちます。例えば、解像度を変えたい、ムービーモードにしたい、ISOを変更したい…などなどが挙げられます。 このような理由から、QV-4000で拡大撮影することはほぼ皆無。リモコンの有無はもちろんのこと、そして操作できることを調査するのは、かなり大事なことだと思います。 実際に惑星拡大の追尾をしてみると分かります。オートスターのコードの重みで視野から対象が外れてしまう、なんてことがしょっちゅう。いかに振動が大敵であるかが実感できます。このようなソフトを使い、パソコンとデジカメをつなぐという選択肢もあります…。 ■ COOLPIX(ニコン)の場合 TAKEさんにご提供いただきまして、機能概要と右写真の掲載です。 COOLPIXシリーズ共通で利用できるリモコン(リモートコード)「MC-EU1」は、シャッターボタン(2段階)、ズームダウン/アップボタン、インターバルモード設定、イルミネータボタンが搭載されているものです。 撮影モードはインターバルとリモートモードがあり、インターバルは、QV-2900UXでもお馴染みの設定時間の間隔で自動的に連続撮影ができる機能です。一方、リモートではシャッターの遠隔操作機能として働き、カメラ側をバルブモードに設定しておけばシャッターボタンを押している間だけ露光してくれます(ロック機構は無し)。COOLPIX共通のため、カメラ側の設定変更操作ができない点だけが残念とこと。 ■ CAMEDIA(オリンパス)の場合 のぶさんにご提供いただきまして、オリンパスのCAMEDIAシリーズで使用できるリモコンの紹介です。 右写真からパッと見で分かるように、この製品「RM-1」は他のリモコンと異なるのが無線という点。そして、CAMEDIAシリーズのほとんどで共通に使えます。 価格も安く手軽ですが、WR-3Cと同じくシャッター、ズーム、露出調整の制御のみになっています。 |
QVの場合 |
QVの場合(WR-3C、左/WR-2C、右) ※ 楽天での「WR-2C」、「WR-3C」の価格を見る |
|
COOLPIXのリモコン(写真提供:TAKEさん) ※ 楽天での「MC-EU1」価格を見る |
|
CAMEDIAのリモコン(写真提供:のぶさん) ※ 楽天で「RM-1」の価格を見る |
あなたが持っている、ここで挙げた以外のリモコン画像をいただけませんか?よろしければ、ここに掲載させていただきます。送り先は、こちら(yoshi@galaxies.jp)まで。