印刷用ページ |
鏡
筒 バ ラ ン ス を 考 え る ETX&デジカメ おぼろげに鏡筒バランスは整えなければならない…。漠然とそう思ってきました。しかし,実際にどの程度の重量負荷が許されるのでしょうか? |
ETXのボディを開けて内部構造を見てみると,小さなモーターが鏡筒を動かしていることに驚きます(リンク先はWeasnerさんのページ)。もちろん設計上ギアによる効率を考慮して選定されているわけですが,必要以上の負荷はモーターが焼けてしまっても不思議ではない。そう思わせてくれるのです…。
ETXシリーズとデジカメを組み合わせて惑星などを撮影したい場合,いちばんの問題となるのは追尾精度です。いかに長時間高倍率で視界内に止まらせるか。
この精度を大きく左右させるものの1つが,鏡筒バランスを整えることでモーターの動きを阻害させないよう安定した動きを確保することです。ここでは,バネ式手秤を使って鏡筒バランスをいろいろな観点から調べてみました。
次に量ってみたのは,純正フードを取り付けた場合のバランス状態です。これが意外とアンバランスであることが分かります。 それでは,肝心なデジカメ使用時のバランスについて見ていきましょう。 |
純正フードを使うには接眼側に負荷が必要 |
写真左「SD-1」(ボーグ) 写真右「DG-LV」(ビクセン) SD-1の場合は純正フードとの釣り合いが取れるかも…。しかし,これにデジカメの加重がプラスされることも忘れてはならないのでした…(汗 |
重量バランスさえ整えておけばいい…。そう考えるのも危険です。こんな現象も経験しているので,ETXの構造そのものに負荷には弱い点があることが分かっています。
ただし,2002年2月現在ETX-105ECと125ECは,私が経験した破損部分がダイキャスト素材に変更されているため,このようなことは無いはずです。デジカメとの組み合わせを考えている人は,この点も十分に考えてみた方がよいでしょう。
|