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ETX-125EC & LPIでの土星その2
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ETXでデジカメ撮影する時のポイントを紹介
ETX&デジカメ
ETXの購入層はデジカメの所有率も多いようです。ほかの望遠鏡に比べ,デジカメアダプタの購入率も高く,手軽に撮れる点が魅力です

 ETXにデジカメを取りつけて撮影したい場合,取りつける手段と実際の使い勝手,そして視野導入のしやすさが密接に関わります。ここでは,私が今までに経験したデジカメアダプタと,ETXを組み合わせた場合の使い勝手について紹介しています。



 デジカメを望遠鏡に取りつけるためのアダプタには,現在次の2種類があります。一般的に汎用的なタイプとしては,ミードのデジカメアダプタに代表されるカメラネジでデジカメを固定し,アイピースとの距離や光軸を上下左右に合わせるタイプが挙げられます。
 カメラ三脚に取りつけるのと同じようにカメラネジで固定できるため,多くのデジカメで利用できるわけです。

一般的なデジカメアダプタは2種類

カメラネジでデジカメを固定するタイプ
下写真は,左がミードの製品,右がScopeTronixの製品

 このタイプのメリットは,カメラネジで取りつける形状のため,ほとんどのデジカメで使用できる点です。右写真はScopeTronixで販売されている製品ですが,国内ではミードのデジカメアダプタがいちばん知られているでしょう(取り付け条件などがアストロアーツのページに詳細が書かれています)。形こそ違うものの取り付け方はいっしょです。

画面 画面

 一方デメリットは,アイピースとデジカメ間のレンズ面の水平度を保つことや,光軸を厳密に合わせる精度が甘いことです。

 取りつけるたびに変化してしまう可能性が高いため神経を使います。

レンズ径のフィルタネジでデジカメを固定するタイプ
下の写真は左がボーグの「SD-1」。右がビクセンの「DG-LV」

 このタイプのメリットは,光軸合わせの精度が高いため,取り付け,外しを繰り返しても再現性に優れている点です。デメリットは,デジカメのレンズ前面にフィルタ取りつけなどネジがある必要性です。このため,使用できるデジカメは限られており,またデジカメに適したコンバージョンアダプタが必要になります。
 それでも,このタイプの方がお勧めです。

画面 画面



関連リンク
販売店「スターゲイズ」による紹介記事(DG-LVの例)

 と…,いずれかのアダプタを購入すれば撮影ができるようになります。

 しかし,ETXなどの比較的マウント(赤道儀)部が丈夫では無い望遠鏡では次のような問題が起こってしまいます。高倍率では顕著であって,ずっと視野に止めておきながら撮影するのは意外と大変なことです(ETX-105ECや125ECのダイキャストボディの場合は未検証)。

1. 対象を導入
2. デジカメをつける
3. 重量で下がってしまう
1. 対象を導入
2. デジカメをつける
3. 重量で下がってしまう

 そこで活用したいのがフリップミラーです。
 ポイントは、「極力、重量の変化を無くす」という点です。ETXのコンパクトさは、比較的外部からの影響を受けやすい構造なため、できる限り視野の揺らぎを減らすことが大切です。
 以下は、QV-3500EXとSD-1の組み合わせ例です。

 私の場合(QV-3500EX使用時),光軸を楽に合わせたいので「SD-1[7400]」(ボーグ)を常用し,見ての通りかなりゴツゴツとした大げさな装備になっています(注:2001年現在の写真、2003年現在は、フォトポート側にDG-LV経由のデジカメやToUcam Proを付けるようになりました)。
 しかし,上で紹介したアイピースの着脱による方法でなくフリップミラーを併用しているので,重量の変化が無く,視界の揺らぎは光路切り替え時だけで済んでいます。

 まずはフォトポート側のアイピースで惑星などを眼視導入して,フリップミラーを切り替えればかなりの確率でデジカメ側でも導入されているはずです。ただし,写真側だけで2kg程度の加重になるため,鏡筒反対(補正板)側にはバランスウェイトを取りつける必要があります。私の場合,フードにアームレストを巻くことでしのいでいます。

 さらに,注意したいのはフォトポート側と通常のアイピース取りつけ側とでは,フリップミラー切り替え時に視界の中心がズレている点です(精度は追求していないのでメーカー仕様らしい)。このズレを覚えておいて,導入時はフォトポート側で意識的にズラしておく必要があるでしょう。

 フリップミラーを使わない導入でもいいじゃないか? そう思われるかもしれません。私の経験上では,最高で1/10以上の時間で導入時間が短縮できたので,もはやフリップミラーを使わない高倍率導入など考えられなかったりします。


 ちなみに,SD-1とDG-LVそれぞれの組み合わせに掛かるコスト例は次の通りです。DG-LVの方がシンプル且つ軽量に済みますが,ビクセンのLVアイピースでなければ使用できない…,という制限があります。



 さまざまなデジタルカメラごとの対応表は、アストロアーツの「デジタルカメラ/ビデオ アダプターリング対応表」ページがとても参考になります。

■SD-1の組み合わせ


上写真のデジカメアダプタ構成(QV-4000でも共通),もちろん一例

製品名

メーカー
購入価格
A. M36.4→M31.7スリーブ    
B. OASIS M36.4→M57/60AD [7362] ボーグ 2,200円
C. SD-1 [7400] ボーグ 5,800円
SD-1からデジカメ側
D. OASIS M57→M52AD [7405] ボーグ 1,700円
E. ステップダウンリング 58→52 アイベル 1,300円
F. LU-35A(コンバージョンアダプタ) カシオ計算機 2,800円程度

■DG-LVの組み合わせ


上写真のデジカメアダプタ構成(QV-4000でも共通),もちろん一例

製品名

メーカー
購入価格
A. DG-LV ビクセン 6,300円
B. DGリング [58φ] ビクセン 2,500円

 2001年12月現在,3500EXの後継モデルQV-4000でも上記表構成といっしょのアダプタで取りつけられます(右写真)。知っている限り,SD-1とQV-3500EX/4000をマウントさせるためには,上表「アイベル」販売のアダプタを利用するしかありません。

2001年12月14日追加
くろべぇさんからの情報で上記ステップダウンリング58→52は,同等の物が「マルミ光機」から販売されているそうです。ヨドバシカメラなどで扱っており定価が800円。くろべぇさんありがとうございます

 ETXの架台には,コストパフォーマンスの実現から比較的強度を犠牲にした硬化プラスチックが利用されています。このため,本来であればこのような加重は,メーカーに保証外だと言われそうな行為です。よって自己責任であることはもちろんですが,ギアへの負担を減らして導入精度を向上させるには良い方法だと思っています。もちろんここでの写真は90ECとQVデジカメでのものですが,ETX全般に言えることです。

 また、QV-4000のRAWモード記録では16ビット記録が可能という点は、QV-3500EX(8ビット)には無い持ち味のようです。

QV-4000の場合

フォトポート側のパーツは上記の通りです。ここでの例では、ビクセンNSTアダプタの一部を使用しています。

■フォトポート側のアダプタ




こんな組み合わせもあり。もちろん一例

製品名

メーカー
購入価格
フォトポートアダプタ(接眼アダプタ 36.4) ミード  
φ31.7mm 接眼アダプタ「724」 ミザール  

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天文用語辞典
- シーイング : 地上から空の状態を表す表現の1つ。度合いを良い、悪いで表し、シンチレーションと比例したものとなっている。
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