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最終更新日:10/30/2002  

オートスターで動作する製品を検証
USB-シリアルケーブル検証
最近のPCにはシリアルポートが無いためUSBからの変換が必須



 エレコムのUSB-シリアル変換ケーブル「UC-SGT」に続き、アイオーデータ機器の「USB-RSAQ2」での動作検証をしてみました。結果はすべてOKです(^^)。



■アイ・オー・データ機器のUSB-RSAQ2を検証

 第二弾は、アイ・オー・データ機器の製品「USB-RSAQ2」です。
■ここで取り上げる製品
メーカー名 製品名 購入価格
アイ・オー・データ機器 USB-RSAQ2 貸出機
パッケージの中身には、ケーブルとドライバが含まれているCD-ROM、そしてコネクタ形状のチェンジャーが同梱されています。ケーブルにもよりますが、オートスターとの接続にも左写真のように変換チェンジャーを使いました。比較のため写したUC-SGTは9ピンジャック固定なのに対し、プラグ形式にも変換できるわけです。
ドライバは、同社のページからダウンロードしました
オートスターとの接続具合。今後USB経由しか使わないのであれば、このカールコードをもっと短くしてもいいなと思いました。このケーブルは自作したものです

■やはりPL-2303チップはOKだった

 この製品も2002年10月現在、比較的店頭で手に入りやすいものです。近所のパソコンショップ(PC DEPOT)、渋谷のビックカメラ、ヨドバシカメラでも在庫が置いてありました。

 こちらでも書いたように、コンバータチップには「PL-2303」と呼ばれる製品が採用されているので、動くはずだと思い検証してみた次第です。
 実は、USのMeadeで扱われている一体型変換ケーブルも、このチップが使われている製品。ドライバソフトのファイル名から判断できます。お墨付きのチップであるわけです。

UC-SGTでもそうですが、最近の製品はXPロゴライセンスなど取っていないものが多いです。動作保証はメーカーから発表されているので、ドライバインストール時にこのような表示が現れてもお構いなし
左写真のように「COM3」として認識されていることが分かります

■WindowsXPとファームウェア2.6Ec/2.2Jtで検証

 検証した環境は、WindowsXP Professional(SP1)上です。オートスター側は、#497「ETXオートスター」の2002年10月現在最新ファームウェアバージョン「2.6Ec」(US最新)、及び「2.2Jt」(JP最新)

 こちらでも解説したように、次にASUのCOMポート設定の確認。そして、実際にオブジェクトデータやファームウェアの転送をしてみました。

■ASUのCOMポート割り当てチェックからデータやり取りを確認
1.

ASU起動後は「Options」→「Set Com Port...」を選択して割り当てポート番号の確認をします。上画像の通り、ここではUSB-RSAQ2がCOM3になっているので合わせます

2.
画像クリックすると分かりますが、COM割り当てを確認後は、「Connect」ボタンを押します。これによりCOM3へやり取りが開始されます
3.
オートスターが自動的に再起動後、ウィンドウ右下にファームウェアバージョンが表示されればOK。続けて、「Retrieve」ボタンを押せば、現在オートスター側に収録されているオブジェクトデータの状況が確認できます
4.
このように表示されればOK。もちろん、ここではオートスター側に「Tours」データが収録されていた状況での表示例


■USB-RSAQ2は問題なくお勧めできる製品

 結果としては、次の表に挙げるようオートスターのリンク、ファームアップデート、ステラナビゲータ6との接続すべてが問題なく動作しました。UC-SGTと比較すると、若干ケーブル自体にまとまりが無いので好みが分かれるところでしょう。


■検証項目と結果
ファームウェア(オブジェクトデータ)のアップデート (ファーム2.6Ec)
ステラナビゲータ6との接続 (ファーム2.6Ec)
ファームウェア(オブジェクトデータ)のアップデート (ファーム2.2Jt)
ステラナビゲータ6との接続 (ファーム2.2Jt)

I-O DATA USB-RSAQ2(USB→RS-232Cシリアル変換ケーブル)
■注意点
1.
ドライバ認識後の標準では、パソコンのマザーボードによるものの「COM2」や「COM3」として割り当てられるため、ASU上の設定で正しいCOMポートを指定する必要があります