DS2000シリーズのラインアップと主な仕様は次の通り。ただし、DS-2130ATSは、ミックインターナショナルの国内ラインアップに含まれません。
ETX-70ATのコストパフォーマンスは、こちらで触れたようにかなりのもの。しかし、「コストの面で」ETX共通の課題、三脚が標準同梱ではない点が、見かけ上の安さを引き上げる要因だったといえます。49,800円(70AT)という価格で本体購入し、三脚をかなり妥協してカメラ三脚+専用アダプタと組み合わせてもプラス5,000円以上となるのが必至です。三脚など必要ない、と言い切れればいいのですが、野外で好きな場所に置きたい場合には揃えたい筆頭なアクセサリです。 そして、DS2000シリーズいちばんのポイントは、「三脚が同梱されている」ことと、その「三脚強度」、さらに「マウントのダイキャスト構造」が相まって、従来には無かった硬性実現へと結びついている点です。
と、かなりベタ褒め状態ですが、すべては従来比、そして70ATとの比較である点を忘れないでください。デジタルテレスコープとして、そして光学系を支える基盤として足回りは想像以上に影響します。例え優れた光学系でも足回りがプアでは満足に覗いていられません。そのため、入門機でも十分に固めたのはMeadeの観点がバッチリではないかと思います。 光学系は…、端的に書けばETXのようなシャープさは無く、比べなければ…、という感じです。
この価格でこの硬性は、おそらく十分に満足できるでしょう…。そんな風に言い切れるほどDS2000は従来モデルが持っていた不安を一掃しています。光学系な見え方はというと…、まだじっくりと覗いてないので、後日ギャラリーページの掲載で。
ウリのひとつ。2インチアイピースが使える点はこのクラス初です。同梱されているアダプタを交換することで対応します(注:ただし、アイピースによって取り付けができないとの情報もあります。ここではMeade MH50の装着例です)。 おそらく…、70ATよりもコストパフォーマンスで優れていると言い切れてしまうほどの魅力を持つDS2000。 余談ですが、ミードブルー鏡筒ではない点が残念です。 |