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DSIで土星を試し撮りその2
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天体自動導入を実現する専用コントローラ
オートスター概要
光学性能だけでは計れないETX要の1つ、コントローラ
 ここでは,ETX-90ECで自動導入を実現できるオートスターについて気付いた点をまとめています。オートスターは,天体の自動導入以外にも,天文現象などのデータベースが多数収録されているコンピュータ搭載のコントローラです。2003年3月現在、オートスターには下表のような種類があります。ただし、USのMeade本国では、#495がラインアップから外れています。DS-2000シリーズ発表を機に、#494へ引き継がれたようです。国内では、2003年6月現在現役です。



 以下のようなメニュー表示で天体の自動導入操作が可能となります。メニューにどのようなものがあるかは、上メニューのファームウェア各バージョンのメニュー階層ページにて。

■現役オートスターは3種類 (2004年5月現在)
No 通    称 使用できる望遠鏡 天体データ数
  Autostar II LX200GPS 125000
#497 497 Autostar ETX-90/105/125、LX90、LXD55 127Ach./152Ach./6 New./8 New./10 New./8 SC、ETX-60/70、DS-2060/2070/2076/2114/2130、DSX-90/125 14487(ファームウェア2.1Ek以降では30223)
#495 495 Autostar DSシリーズ,ETX-60/70AT,DS-2000 1586
#494 494 Autostar ETX-60/70AT、DS-2060/2070/2076/2114/2130 1586
※ファームウェアアップデートの際には,自分のオートスターの「No」(ナンバー)を把握しておく必要があります。#497は,表での通り200GPS以外すべてのモデルをカバーできます。

 ETX-EC(AT)やDSシリーズを使いこなすためには,まずはオートスターの操作を理解するのが最初のステップです。 操作の雰囲気が分かるように、ここにはムービーを用意しています


 次の表1は,おもにETXオートスターについて,ファームウェアのバージョンアップを追った記録です。2001年春現在,バージョンアップは珍しくなっていて,考えられるバグや不具合は無くなったようです。事実,自分が触っている中でも特に不具合に遭遇したことはありません。


表1#497 オートスターファームウェアリリース履歴
(1.2c、2.1JL、2.1Jt、3.1Jt を除き,Meade.comにアップロードされたもの)
公開年月日
バージョン
備      考
1999年4月6日 1.1  
1999年8月 1.2c 日本語表示(カナ)サポートのベータ版
(ミックインターナショナルより直接入手。Meade.com未公開バージョン)
1999年8月20日 1.2g  
1999年9月3日 1.3b 国内公認の日本語表示サポートバージョン
(2001年4月現在),ETX-ECパッケージ用
1999年11月1日 1.3c ETX-EC用のETX Autostarに加え,ETX-DC用のAutostarを追加など。日本語表示サポート
2000年1月14日 2.0e

導入精度の改善を始め,「GuideTour」メニューが多階層化されました。
Guide Tour下には,「Tonight's Best」,「How Far Is Far?」,「A Star's Life」の3つが作られて細分化されています。日本語表示サポート

2000年1月17日 2.0g 日本語表示サポート
2000年3月3日 2.0h 日本語表示サポート
2000年3月7日 2.0i

2.0hのバグフィクス,日本語表示サポート

2000年12月13日 2.1Ek

2.0iの細かなバグフィックスを始めとするメジャーバージョンアップ。もうバージョンアップは無いのかと思っていたのに,ミードはスゴイ。やってくれます!
リリースドキュメントによると,次のような点が変更されているようです。
なお、注意書きに「ENGLISH ONLY」とあるように、このバージョンからは日本語表示が非サポートとなったようです。

1. 登録オブジェクト数が30000を超えた(英語表示に限定したために実現。そうすると,今後は2系列ってことか?)
2. 火星を始めとする惑星データベースの改良
3. 自動導入で天体が視野に入ってくる際,天球上の動きに沿って追い込まれるようになった(覗きながらズレを把握できるように?)
4. Setupで「Az Percent」と「Alt Percent」のバックラッシュ度合いを調整できるようになった(NexStarに搭載されていた機能を取り入れた模様)
5. LX200コマンド取り入れの改良
6.
2番にともなう2秒間のスロースピードを追加

※ミードのやる気はスゴイ! もうメジャーバージョンアップなど無いと思っていたのに…,2.1Ekでは誠意的な改良点が多々見受けられます。このバージョンを機に,改めてETXを見直しちゃいました。

2001年2〜4月 2.1JL 国内公認の日本語表示サポートバージョン
(2001年5月現在),LX90用
2001年4月下旬 2.2Ed  
2001年5月 2.2Ef 久々のバージョンアップ。LX90対応が拍車を掛けているようです。ETXに対しても,幾つかの気になる内容が見られたり…。まだ把握できてないですが。
2.1Ekと同じく日本語表示がサポートされていないバージョンです。
2001年5月11日 2.2Eh 主にLX90のためのバグフィクスなど
2001年7月6日 2.2Er  
2001年10月23日 2.2Et 主にETX-105ECとDS-2000のサポート。アップデートしたところ,確かにメニューに加わっているー
2002年1月11日 2.3Eb 主にLXD55 127/152 Ach.,LXD55 6/8/10 New.モデルのサポート
2002年2月 2.2Jt 国内公認の日本語表示サポートバージョン
(2002年2月現在),ETXシリーズ&LX90もサポート(詳細なメニュー構成はこちら)。
2002年3月9日 2.4Ea オートスターIIのROMリリースに合わせてASUもバージョンアップ。#497のROMではファイル形式が変更されている
2002年4月27日 2.5Ea  
2002年8月3日 2.6Ea 「Quiet Slew」機能が追加されたバージョン。Quiet Slewをオンにすると、自動導入および基準星導入時の最大スピードを強制的に落とすことになる。当然導入スピードが遅くなるものの、モーター音が静かになる…
2002年8月21日 2.6Eb  
2002年9月11日 2.6Ec LXD-55に「Quiet Slew」機能が追加された
2003年2月19日 2.6Ed 赤道儀モードでの衛星ポジショニング精度を改善
2003年9月22日 3.0Eb AutoStar Suiteのシリアルコマンドを追加、モーター異常時の照合を改良、赤道儀モードで許容範囲を超える高度の際の動作変更など
2003年10月10日 3.0Ed Meade #909 Accessory Port Module (APM) for LX90のスローキー対応
2003年10月24日 3.0Ee  
2003年12月3日 3.1Ee アップデート内容はこちら
2004年3月
(国内最新バージョン)
3.1Jf 国内公認の日本語表示サポートバージョン
(2004年3月現在),ETXシリーズ&LX90、LXD55もサポート(詳細なメニュー構成はこちら)。
2004年7月2日 3.2Ea アップデート内容はこちら
2004年8月20日 3.2Eh ドイツ式マウントの精度改善、シリアルコマンド確定。LXD向け。
2004年12月7日 3.3Ef アップデート内容はこちら。ETX-PEシリーズサポートに関わるZipコードや機能追加が主なところ。
2005年4月8日 3.3El site、LSTディスプレイ関連のバグフィクス
2005年6月7日 3.4Ec LX90-LNTサポート。月の追尾精度修正、LNTモジュールで2スターの精度向上
2005年6月
(国内最新バージョン)
3.4Ja 国内公認の日本語表示サポートバージョン
(2005年6月現在),ETXシリーズ&LX90-LNT、ETX-PEもサポート
2005年9月28日 4.0Eb 従来(3.x)から4.0へと数値からメジャーアップデートの位置付けだと判断ができるところ。リリース文からすると、特定のモデル依存ではなく、基本機能面で変更点が幾つも見られる。
・アライメント後の精度がセンサー処理の改善で向上。
・パーキング機能の動作が最も短い距離で実行されるよう改善。
・Smart Drive機能の修正。
ほかにも、操作面の追加が多々あり、とても珍しく 40Ebinstructions.pdf のPDFドキュメントがダウンロードファイルのアーカイブ内に含まれている。変更点は、アライメント手順や米国でのZipコード特定の操作手順、LNT(Level North Technology)サポートモデルでのイージーアライメントについて、ガイドツアーについてなど。
2005年11月2日
(US最新バージョン)
4.0Ee 先の4.0Ebからのバグフィクスだと判断ができるところ。リリース文からすると、彗星について、LX90の赤道儀モードのフィクスと書かれている。
※歴代バージョンのファームウェア(ROMファイル)は,Weasnerさんのページからダウンロードできます。

■通称「#497」と呼ばれるETXオートスターをLX90付属モデルと比較


概観では「ETX」の表記があるか無いかの違いのみ

LX90の出荷バージョンにはファームウェア「2.1JL」が採用されており,現在#497として最新の2.2E系よりは若干前のバージョンであるものの日本語化がされています。
現在,Meade.comでは2.1系列で日本語化されているファームは発表されていないため,国内出荷モデルだけのもののようです。いずれ,Meade.comでもダウンロード可能になるのでしょうか…。


ETX オートスターの内部


このオートスターは99年夏に入手したもの。現在の通称ETXオートスターの内部は分からないものの,チップには「CZ-0030 Ver1.1」,「CZ-0029 Ver1.1」と書かれていることが分かります

Weasnerさんのページにはさらに詳しい技術情報が載っています



ファームウェアデータとアップデートソフト

 オートスターの品質を左右するいちばんの要素は,ソフトウェア(ファームウェア)の完成度です。本体の電源をオンにしてオートスターを操作する,そのメニューの作りや使い勝手は,ソフトウェア(ファームウェア)の作り込みにかかっています。

 またオートスターには,ほかの自動導入望遠鏡「LX200」,「NexStar5」などには無いソフトウェア面でのメリットがあります。それは,ソフトウェア(ファームウェア)は,オートスター内に書き換え可能なフラッシュメモリに記録されていることです。このため,ユーザーの手によって自由にバージョンアップが可能となっており,今後の機能拡張(バグフィックス含む)が期待できます。

 そしてファームウェア自体だけでなく,ファームウェアをオートスターに転送するためのアップデートソフトは,米Meade.comサイトからいずれも無償でダウンロードできます。

 アップデート履歴にも挙げていますが、2.1Ek以降は日本語(カナ)表示がサポートされていません。2002年2月現在は、ミックインターナショナルオリジナルリリースの2.2Jが「カナ表示」に対応されている最新のバージョンです。ファームアップデートに失敗すると、有償修理になります。十分な注意が必要です。
ちなみに,私はいろいろなファームウェアのバージョンを10回以上試みましたが,動作が安定しているWindows上であれば恐れることはありません…。とはいえ…,私が保証できるわけではないので,Windowsの動作状況を見極めた上で行ったほうがよいと思います。

 具体的には,オートスターへファームウェアイメージを伝送するソフト(通称,ASU)を使い(Meade.comで無償配布,ただし2000年現在ではWindows版のみ),Meade.comで公開されているファームウェアをダウンロードしてアップグレードをします。ASUの詳細はこちらをどうぞ。

 


■「2.0i」は9か月間更新の無かった安定バージョン
 初めてオートスターが採用されたETX-90ECは,1999年初頭に発売開始されました。下の表1から分かるように,2000年3月までは数か月置きにアップデートされていましたが,これ以降は大きなバージョンアップはありません。つまり,ファームウェアの不具合が見られなくなって,安定時期に入ったと思って間違いないでしょう。

 ファームウェアのアップデートを行いたい場合は,パソコンとオートスターを接続するケーブルが必須です。販売店でも購入できますが,簡単に自作することも可能です。

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天文用語辞典
- 迷光(めいこう) : 街灯などからレンズに光が当たった場合、内面反射などによって望ましくない光が生じる。この光のこと。
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