岡山在住の、HIROと申します。いつも、お気に入りに入れさせていただいて、参考にさせてもらっています。所で、今回ETX105の購入を検討していますが、最近非常に迷っています。というのも、インターネット上であまりいい評判が聞けない（すぐ壊れる・おもちゃ・自動導入の精度が悪すぎる等・・・）そんなに壊れて、自動導入の精度が悪いのですか、私は機動性を第一に考えていますが、壊れるのならば考え直さないといけないかなと、屈折式の8ｃｍぐらいの望遠鏡の方が使いやすいかなとも思っています。選び方は人それぞれで、答えはないと思いますが、何か参考になるお言葉をお聞かせください。たぶん、ETX105を購入するとは思いますが、よろしくお願いします。

HIROさんはじめまして。そして、見ていただいてどうもありがとうございます。このサイトに力を入れている身としては、どうしても思い入れがあります…。その点は予め察してください。

はじめに壊れる、という点ですが強度面で赤経側に、最近のロットで問題なことがあるようです。それでも…、国内で購入すれば保証がありますし、経年による故障にも丁寧にフォローしてくれることは、いろいろな方からのDMで聞きます。ちなみに手元の105ECは、結構無茶な動かし方をしてますが故障経験は無いです。
鏡筒バランスを崩す無茶な加重は、禁物です。90ECはもろに受けました。

精度の点ですが、LX200クラスの大きなギアや、ドイツ式で重量級なウォームギアを持つモデルに比べれば、比較的低いのは当然なところです。そして、構造（パーツ類）そのものが小さいからこそ、セッティング時の環境によって精度に影響してしまうのは想像に難しくないです。そうとはいえ、拡大率が低い観望時はかなりアバウトに考えてますが。

そして、オートスターへの革新的なミードの姿勢は、モーターの個性も吸収する究極なPEC実装や…、そこまでいかなくてもトレーニング機能でかなり吸収してくれてます。精度が悪いという意見は、ほとんどがモータートレーニングやアライメントの不備だと思います。
そして、家電感覚で考えれば、よそ見をしながらアライメントしても精度バッチリ、などというレベルでもない点が誤解を生みやすいのかと。徹底すれば、ジャイロを内蔵してリアルタイムに電子制御補正…、などと徹底的なデジタル化の余地もありますし。
繰り返しますが「重量が軽い」（パーツが小さい）ということは、なにかと精度のバラツキを生むのだと思います。アメリカっぽさが影響しているとも思えますが（＾＾；。
光学系で屈折に魅力を感じるならば、そちらがいいかもしれません。一方、追尾精度で抜群なものを望むならば、重量で環境影響を吸収するドイツ式赤道儀に行くのが良いかと思います。そんな重装備はイヤだ、と考えれば自動追尾はあきらめて手軽な経緯台という選択肢も。
天体導入の精度は、ETXでもそう変わりないです（追尾精度は別です）。環境影響をちゃんと見つめれば、追求ができます。

HIROです。丁寧なご返事有難うございます。もう、迷い
は消えました。ETX105に決めました。実はつい最近まで
GP赤道儀にスカイセンサー・シュミカセC8を持っていましたが、
私にとっては重くて（20ｋｇ）ほとんど使う機会がなく仕舞い
込んでいました。やはり、使用頻度の低い高性能望遠鏡より、
使用頻度の高い望遠鏡の方が、利用価値が高いと思います。
よし様ちょくちょくお邪魔しますが、よろしくお願いします。