StarGPSの方向性は、ETXの標準搭載に…。そして、LX200-GPSのレベルセンサーもいよいよETX標準へ。UHTCを除き、大きな変革は1997年のETX-EC発売、2001年のアルミダイキャスト採用以来で、3年ぶりの新展開となる。
掲示板でShinさん発の投稿にもあるように、米MeadeからETX-90/105/125の新製品が発表。「Premier Edition」として、それぞれがETX-90PE、ETX-105PE、ETX-125PEのモデル名で登場間近(米国)。
Photo by Meade Instruments.
外観では、90PEにオリオン大星雲(M42)、105PEに回転花火銀河(M101)、125PEに北アメリカ星雲(NGC7000)が鏡筒に印刷され、インパクトさが相乗に。ファインダーは、従来の光学式から外観のスタイリッシュさを演出する等倍ファインダーへ。
肝心な機能面では、アライメント時のホームポジションセットを軽減する「北」と「時間」のセット省略が実現されたのが大きなところ。リリースからは、次の3つに該当するものの、それぞれが独立した(メニュー)機能なのかは不明。個々がどのようなハード搭載なのか、ソフト(Autostar)による搭載なのか。
・Electronic level sensor
・Electronic magnetic North sensor
・High precision internal clock
いずれにせよ、北に向けることと、時間を入力する手間が軽減されるのは間違いないところ。大きな進化でしょう…。
また、米Meadeは特許を取得し「Level North Technology」というロゴまでを作る力の入れよう。
ほかの標準付属品としては、「AutoStar Suite AE」と「#884」フィールド三脚が含まれるように。
AutoStar Suiteは、「Astronomers Edition」(AE)と呼ぶLPI Camera無しのPCと接続するための基本セットが標準バンドル。そして、米国ではATシリーズになってから、#884フィールド三脚が事実上の標準同梱になっていたものが、今回のPEでも継続。
以上の内容で、OPT発表による価格は、
ETX-90PE(745ドル、UHTC)
ETX-105PE(970ドル、UHTC)
ETX-125PE(1,190ドル、UHTC)
現行製品が次の価格。
ETX-90AT(645ドル、UHTC)
ETX-105AT(995ドル、UHTC)
ETX-125AT(1,090ドル、UHTC)
PEは、約100ドルの上乗せになっていることが分かる。
ところで、ETX-90PEはアルミダイキャスト構造なのだろうか…。そうならば、ETX-90PE欲しい…。
2004年11月から、下記リンク先広告が米国天文誌で掲載開始とのこと。
http://www.optcorp.com/pdf/Meade/ETXPE.pdf
「Meade Atomic Time Update Module for ETX & LX90-LNT」なるパーツの存在も確認(10月13日)。より高精度な時刻保証をするモジュールとのこと。
なお、以上すべて、国内での展開は現在未確認。
米Meadeの株価、最近好調なようで。
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=MEAD&t=3m&l=on&z=m&q=l&c=