モーターの特性をオートスターで記録し、そのデータを元に追尾精度を高める「PEC」(Periodic Error Correction:周期誤差補正)。2004年7月、#497オートスター向けにも搭載されているのは既報の通り。
このPECの特性データをPCで確認することができ、編集も可能なツールは、これまでにもフリーソフトとして「PEC Editor」(PEC Viewer)が知られている。
しかし、本家Meadeからも同等の機能を持つ純正ツール「PEC Utility Tool」が登場。
http://www.meade.com/support/auto.html
現在公開されているものは、同時公開のオートスターII(LX200GPS、RCX400)用ファームウェアの1.0lと連携されているため、今後、#497向けがどのようになるかが注目されるところ。
ETXのPEC利用は、20分ほど根気強く手動補正を行った後で機能するもののため、ここぞという時の保険のようなもの。LX90であればもっと短時間で機能するようであり、#497対応は主にLX90ターゲットになるかもしれない。
#497オートスターの英語版ファームウェアバージョン「3.4Ec」が、Meade.com上でリリース。今回、LX90-LNTサポートが影響してか、バージョンは3.3→3.4へ1つ少数点が上がっている。
ドキュメントからすると、月の追尾精度修正、LNTモジュールで2スターの精度向上、LX90-LNTの追加が主なところ。
http://www.meade.com/support/auto.html
Autostar Suiteのアップデートパッケージ「Deep Sky Imager/LPI Update 2」がMeade.comで公開されている。
http://www.meade.com/autostar/update/
バージョン差異などの詳細調査は、後ほど…。
#497オートスターの英語版ファームウェアバージョン「3.3Ef」が、Meade.com上でリリース。
ドキュメントからすると、ETX-PEリリースに関わるZipコードサポートが主なところ。
http://www.meade.com/support/auto.html
#497オートスターの英語版ファームウェアバージョン「3.2Ei」が、Meade.com上でリリース。
ドキュメントから察するところ、3.2Ehのバグフィクス。ページ上のリリース日も更新されず、3.2Eh時のまま…。
http://www.meade.com/support/auto.html
情報筋によれば、国内でもミックインターナショナルからDeep Sky Imager(DSI)を販売予定とのこと。
現行LPIと同様に、DSIでも個人輸入がほぼメリットとならないほどの価格設定が望まれるところ。
詳しくは、米Meadeの正式発表後以降になる見込み。
DS-2000、ETX-70/90/105/125、LX90、そしてLXD55/75をサポートする#497オートスターの英語版ファームウェアバージョン「3.2Eh」が、Meade.com上でリリース。
ドキュメントによれば、ドイツ式マウントの精度改善、シリアルコマンド確定とのこと。
http://www.meade.com/support/auto.html
今回は、マイナーバージョンアップであり、LXD対応がリリース理由と思われるところ。
Meade Autostar Suiteシリーズに、「Deep Sky Imager」(通称:DSI)が米国にて登場のカウントダウン。出荷は9月の見込み。8月15日現在は、オフィシャルなMeade.comに未掲載(23日現在は、公式ページを確認)。OPTではMeade Instrumentsの社長兼CEO、スティーブン・マードック氏のコメントをフライング掲載。なお、国内販売については未確認。
Photo by Meade Instruments(クリックで拡大画像). astronomicsサイトの製品紹介
現行モデル「Lunar Planetary Imager」(通称:LPI) Cameraとは明らかに性能が異なり、DSI Cameraは最長で1時間露出がウリ。この点からも、撮影対象は星雲・銀河なためDeep Sky Imagerのネーミングに。また、米国価格で100ドル以上の差があることからも、LPIのモデルチェンジではなくラインアップ拡充だと思われるところ。
外観からは、冷却機構はヒートシンクのみ。さらに、LPI CameraではカラーCMOSだったものが、DSI CameraではカラーCCDとなっており、ソニー製(Pixel Size:9.6×7.5microns)で解像度が510×492ドット、16ビットA/Dコンバータを搭載。PCとの接続は、画像データを無圧縮で転送するための配慮でUSB 2.0に対応。
また、このスペックからすると、CCDチップはICX404AKかと「思われる」ところ。すると、1/3インチ25万画素となり、取りあえずな1/4ではなく1/3インチを採用する辺り、低価格ながらもツボを抑えたイメージ。そうとはいえ、長露出だけのキーワードはいまやデジタルカメラで全盛なのも事実。強みは、回路基板からCCDチップを離し、暗ノイズ影響を最大限に避けているところか。
ハードウェアがクローズアップされがちなものの、AutostarSuite Software側にも改良が予定されている。これがLPI共通バイナリになるかは不明。
このハードウェア構造ならば……、オプションでペルチェモジュールなど用意すれば、かなり価格破壊なキラー製品となりそうな予感。もちろん電源は各自用意してください…、で片づけられるはず。しかし、結露問題があり……。エアコンのように垂れ流すダクト構造では?!いかが、Meadeさま。
DS-2000、ETX-70/90/105/125、LX90、そしてLXD55/75向けのオートスター#497の英語版ファームウェアが3.2Eaにアップデート。追尾精度向上への意欲的なアップデートで、3.1Eeの2003年12月以来、7か月ぶりのもの(英語版比較)。ファームウェアは、現在、米Meade.comで公開中。
http://www.meade.com/support/auto.html
今回のアップデートでは、PEC(Periodic Error Correction、ピリオディック・エラー・コレクション)の機能実装がいちばんのところ。PECは一般的に、モーターとギアによる追尾誤差をコントローラ側で覚え込ませ、追尾精度を上げるというもの。
リリースドキュメントによれば、赤道儀モード限定でありLX90とLXD55/75のトレーニングでは8~9分、ETX 90/105/125では24分のトレーニングが必要とのこと(よって、赤道儀モード未対応のモデルは不可)。PEC機能は、Setupメニュー下Telescope→Smart Driveに含まれる。
Meade LPIについても書かれているものの、現時点では解読不足で不明…(汗。コメントを望みます。いずれにせよ、大きな拡張であることは間違いのないアップデート。
注目です。
Autostar Suiteのパッケージ出荷バージョン3.08から、第1回目のアップデートとなる「3.16a」がリリースされた。
http://www.meade.com/autostar/update/
アップデート内容は細部に渡るものの、主にプラネタリウムソフト「Autostar Suite」(V 3.16a)の描画機能の拡張と、画像処理ソフト(通称Autostar IP)「Autostar Image Processing」(Webでは4.0とあるが、アップデート後のバージョンを見ると、V 3.16)の機能拡張が主たるところ。
今回のリリースでは、LPI Cameraに関わるソフト(ドライバ)は更新されていない。
・ ダウンロード
http://www.meade.com/autostar/update/UpdateAsSuite%203.16.EXE