
米Meadeが2005年最初の発表としてRCX400を明らかとしたのが、日本時間1月4日の午後のこと。
このRCX400、米Meadeが革命を起こすものと意気込んでいるだけに、今後のETXに盛り込まれるテクノロジーが垣間見られるはず…。そこで、RCX400が実現したテクノロジーを基に、Meadeの方向性を見るべく注目点を挙げてみました。
・Ritchey-Chrétien Optics
・カーボングラファイトチューブ(鏡筒)
・リア&フロントセル アーキテクチャー
・RCX400 ドライブベース
・拡張データベース&大容量ユーザーメモリー
・超安定化三脚
私的にいちばんに注目したのは、鏡筒にも電子回路を持ち込み始めた点。
そして、やっと…、USBコネクタが標準搭載された点。
これらの進化を見た上で…、
これまで、ETXやLXと、PCを接続していた意味は、PC上のプラネタリウムソフトで望遠鏡を制御…、というRS-232Cの比較的低速なデータバスでも十分なものでした。
これをUSBバス標準搭載とすることで、モーター制御以外のLPI(DSI) Cameraによるガイドソフト標準搭載などと、ひと皮向けた革新も期待したいところ。いくらUSBになっても、内部は変換のみというのは、規格一新に踊るだけのようで悲しいでしょう。
よって、RCX400ではメモリ大容量化を果たしたようなので、次なる課題は、これを活かすためのソフトでしょうか。米Meadeは、きっとやってくれそうです。ユーザーメモリとしては活用されず広大過ぎるはず。
あとは、現状PECは一方的なデータ経路でモーター回転ムラを記録する、というアプローチですが、リアルタイムフィードバックを実現すべく、RCXクラスではモーター側に位置センサーを搭載し始めると、おもしろいと思っています。そうとはいえ、オートガイダーはまさに、光学的なセンサー搭載とも言えますが…。
面倒な配線無しに標準稼働してほしいと思うのは、私だけでしょうか。
もちろん、MeadeがETXは月・惑星観望中心の天体望遠鏡として突き進むのであれば、これらは見当違いなもの…。
というわけで、次期ETXでは、USBバス搭載、プレミアムならばETX-125クラスで鏡筒カーボン化、そしてGPS搭載、かなり先にフィールド三脚デザインの共通化、などと勝手に予想。
小型でも高精度導入、追尾を追求すると、やはりリアルタイム制御は必須、と思うところです。もちろん、現行モーターの見直しも必要でしょうけれど。
今年もMeadeに注目です。

Meade Autostar Image Processing(IP)日本語マニュアルページを新規公開しました。スペースパルさん協力による日本語訳、そして私の編集を経ているものです。
本日公開の物はまだ画像を入れていないなど、見やすさの点で追い込んでいないため、近日中に更新する予定です。
・ Meade Autostar Image Processing(IP)日本語マニュアルページ

本日、ネット復帰。挨拶が遅れましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2005年、初のイベントといえば、やはり米国時間1月3日のMeadeの発表と、14日に予定されているホイヘンス投下でしょうか。さて、どのなるのでしょうか…。
Meadeプロダクトの方は、コロナド関連モデル?LX200系列?新ETX?まさか新たなモデル?

米Maedeは2005年1月3日、サイト上で1992年のLX200登場に匹敵する?ような革新の発表公表を明らかとしている。
http://www.meade.com/
日本時間、1月4日午後に注目…。

米Meade総販売元ミックインターナショナルのサイトに、Deep Sky Imagerの製品スペックページが追加された。
http://www.micint.co.jp/meade/astro/option/op_dsi.html
Autostar Suiteのアップデートパッケージ「Deep Sky Imager/LPI Update 2」がMeade.comで公開されている。
http://www.meade.com/autostar/update/
バージョン差異などの詳細調査は、後ほど…。

惑星などを中心に画像コンポジットすることで見かけ上の解像度を向上、ウェーブレット変換という特徴のある処理でも名を馳せた「Registax」。
その最新版V3が公開。
http://registax.astronomy.net/html/download.html
今回のバージョンからは、日本語化も可能となっており、
http://registax.astronomy.net/language/lang_jp.txt
ファイルをインストールフォルダ(標準では「C:\Program Files\Registax\」)下に置いて、Registax起動後、Languageタブを選択して切り替えが可能。
1.
2.
#497オートスターの英語版ファームウェアバージョン「3.3Ef」が、Meade.com上でリリース。
ドキュメントからすると、ETX-PEリリースに関わるZipコードサポートが主なところ。
http://www.meade.com/support/auto.html

12月4日発売の星ナビは、創刊50号を記念してリニューアル。従来の中とじから、表紙光沢の無線平とじになって品がいい感じ。
リニューアル記念にて、「ETX-90ECJのモニター募集」を実施。
http://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/official/0501renewal-j.html

仕事の取材にて(w、ソニーマーケティングとミックインターナショナル、あさだ考房、共同企画のセミナー「デジタルカメラで撮る天体写真」に参加してきました。
ITmedia PCUPdateに掲載
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0411/29/news087.html