オートスターは1999年に発表、オートスターIIは2001年、そして3世代目になる今回のワイヤレス・オートスターII発表となった。
Photo by Meade Instruments.
最長30m程度(100フィート)まで離れたところで操作可能な無線対応の「ワイヤレス・オートスターII」が、米Meadeサイト上で発表。LX200GPS、RCX400がサポート対象となり、望遠鏡ボディのHandboxポートに無線の受信機プラグを差し込むことで機能するというもの。このためアドオンでサポートする形態。
LX200GPS発表(オートスターII発表)の2001年よりワイヤレス・オートスターIIとの連係機能を組み込んでいたとは考えづらく、おそらくHandboxポートに接続する受信機プラグとワイヤレス・オートスターIIのみで完結している製品と思われるところ。また、Meadeサイト上で「無線」とは書かれてはいるものの、どの帯域を利用しているかは公式には不明。100フィートからという距離からは、PCでもメジャーな802.11b辺りでは? と思われるところ。いずれにせよ、大きな改革がMeadeから…。受信機プラグの写真は確認できず、その大きさも気になるところ。そして、アドオンならば、と容易さからも#497ラインでの対応はいかに…。
http://www.meade.com/autostar/wireless_autostar.html
追伸: 4月26日現在、OPTでは249ドルで販売開始されている。
2世代目のDSIは、冷却ではなく画質へのこだわりとなった…。
Photo by Meade Instruments.
Sony ExView HAD モノクロCCDを採用し、カラーホイールを標準搭載した「Deep Sky Imager PRO」が米Meadeから発表。CCDと機構以外は現行モデル継承のよう。
http://www.meade.com/dsipro/
米Meade、国内総販売元のミックインターナショナルは、来る5月28日(土)、ハガキで同社宛のユーザー登録を行っている人向けに(ただし、家族、その友人でも可と書かれている)、ユーザー交流の場を用意する。広く国内でRCX400に触れる場を用意するのは、ここが初かもしれない。
実は…、幾つかの講演の1つ、ETXについては私「よし」が持たせていただく予定です…。
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■日時 5月28日(土)14時~23時、29日(日) 早朝解散
■場所 大泉高原八ヶ岳ロイヤルホテル特設会場(北杜市大泉町西井出8240-1039)
http://www.daiwaresort.co.jp/yatsugadake/
■内容 LX200GPSでの観望会を始めDeep Sky Imagerのデモ、RCX400やLX90-LNT、ETX-PEなどの出品、講演、販売店、即売会、ホテル屋上の30cmシュミカセ観望など。
■定員 100名
■参加費 14,700円/人(1室2名価格、宿泊費+夕食+入湯+講演参加+観望会含)、1室1名の場合は、18,500円
■問い合わせ ミックインターナショナル Tel. 045-858-1317、または meade@micint.co.jp まで
http://www.micint.co.jp/user_m/user_m.html
米Meadeのプロダクトカテゴリーを見続けていると、着々とモデル情報掲載が増えていることが分かる。リアルな市場情勢とサイト掲載情報はイコールではないものの、印象作りには十分。
4月1日に追加された物は、Small Telescopeのカテゴリー。オートスターサポートのDS-2000を始め、国内未発表のNG/NGC、EQ、AZシリーズが分類されている。米国で低価格な天体望遠鏡は、各地に多数あるDiscovery Channel Storeに並んでいることが多いが、Orionなどの追従を圧倒させるほどMeade勢力がかなりのもの。サイトからも着実な市場形成が感じ取れるように思えるところ。
http://www.meade.com/smalltelescopes/
2004年に続き、今年もビッグサイトで開催の「フォト イメージング エキスポ」へ行ってきた。
http://www.pie2005.jp/
そこで、ミックインターナショナルブースをレポート。
約30分間見ていたところ、かなりの人がブースに訪れていた。かなり盛況では?
目玉の1つ。ETX-PEシリーズ(ピンク調M42が印刷のものはETX-90PE、右上写真はETX-125PE)。気になっていた鏡筒印刷の質感は、ウ~ンと悩む。もっと高解像度な印刷だとうれしかった。そして、肝心な性能面、LNT(Level North Technology)のオートアライメント自動化具合は、電源オンで基準星導入までノータッチな様に感激。会場では実際に星を見ることができなかったため、その精度については不明。なお、右下写真ファインダー横に見えるジャック端子は、調べたところこちらにもある「Atomic Time Update Module for ETX-PE and LX90 LNT」がオプションで付くらしい。ん…、原子?電波時計?国内で使える設定にできるのだろうか。
担当者曰く、PEシリーズは5日前に入荷したばかりのため、使用感もまだ不明とのこと。
商品スケジュールについても聞くことができ、これを機にオートスターの3.3Et?でファームの日本語化、そして発売は5月を予定、価格はETX-90PE/105PE/125PEそれぞれのモデルで現行より約2万円程度の上乗せに抑えるという。パッケージには、本体と#497オートスター、#884フィールド三脚、そして「AutoStarSuite AE」が含まれるため、機能性アップも入れると実質値下げともいえる設定(パッケージ内容はUS発表時のニュースで)。もちろん鏡のコートは、UHTC。オートスターのファームウェアは、操作上で「3.3Et」と確認(12月リリースのもの)。
レベルセンサーと磁北極センサーが実際にどのようなハード実装になっているのか、興味津々…。
等倍ファインダーは、光害多い地域ではつらいため個人的にはうれしくない。しかし、Meadeらしくこの部分にも電子制御が及んでおり、基準星に向いてからドットLEDが点灯するという仕掛け。よって、電源は本体から供給されており、ファインダー取り付け部は従来モデルと比べカバーのような追加がある。中身を見てみたい。しかし…、ここまで完成度を高めていると、下手に光学ファインダーを追加したい熱が冷めてしまう。その気持ちも最後は、LNTによる導入の精度によって決まるところか。
もう1つの目玉は、「LX90-LNT」。こちらもETX-PE同様のレベルセンサーと磁北極センサー搭載を始め、ウォームギアの質にこだわっており、追尾精度追求が注目なところ。LX200-GPSにどの程度迫るのかが気になるところ。
そしてもう1つ気になったのは、国内オリジナルモデルだという下写真の「NGC-9×63」。三脚込みで3万円前後を予定していると言い、マウントは米国モデル「NEXT GENERATION」と同じ。個人的には前々からスタイリッシュなデザインが気になっていたところ、このような形で国内発売とは驚き。操作性は、オートスターがそのままマウントに内蔵されたようなイメージであり、表示内容はほぼ#494オートスターと同じような感じと思われる。私的には、ETX-PEの次に気になった。
そして…、ミックインターナショナルブース以外にも、ビクセン、ケンコーのブースでも見入ってしまうものが出展されていた。そのレポートは、別ページへのリンク予定で後送…。
ケンコーの自動導入参入は意外!?であり、興味津々担当者へいろいろ聞きまくった…。
宙さんの投稿にもあるように、ITmediaにて数々の被写体で撮影テクニック連載をする荻窪氏が、今度は天体写真に挑戦。記事が公開されている。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0503/17/news051.html
NASA World Windで米国カリフォルニア州Meadeの工場を探したところ、かなり高解像度の空撮写真が得られた。この解像度が得られるのはサスガ。上空からの距離はkm単位で自由に設定ができる。
ゴルフが趣味な社員が多いようだ(笑
6001 Oak Canyon, Irvine, California 92618
↑1km上空からの写真(元画像)、5km上空からの写真、2000km上空からの写真
Geocodeで住所から緯度、経度を調べると探すのが楽。
以下、Weasnerさんとのメールやり取り時のコメント。確かに、写真の屋上手前にドームらしき影が見える…。
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Well, if you look closely at the roof of the big building with the gray roof, you will see the shadow of the dome!
Mike Weasner
米Meadeは、Meadeの天体望遠鏡とDeep Sky Imagerを使うことを条件として、110のメシエ天体を対象とした写真コンテストを開催している(ただし、基本的に米国購入レジストユーザー対象)。
選定基準としているのは、像のシャープさやガイド状態および適正露出か、そして画面構成、撮影する困難の度合い、美しさ、の4項目。
応募者の中から選考される特賞には、RCX400。1等賞には、1000ドルのMeadeアクセサリー、2等賞には、250ドル相当のMeadeアクセサリーとのこと。
選考結果は、米国で5月29日に開催のカンファレンス「2005 RTMC Astronomy Expo」で発表されるという。
http://www.meade.com/messier/
ITmediaで報じられているように、Googleが「Googleサジェスト」を日本語対応に。
このようなサジェスト機能は、これまでも派生として他社サービスがあったものの、本家でおそらくタイムラグのない統計表示は歓迎すべきところ。
ここで言う統計とは、例えば「望遠鏡」などと入力してみれば、下画像のように、どのようなキーワードで検索されているかが件数表示で把握できるもの(「価格」…、やはり大勢の人が気にする点ですね)。一方、サイトメインネタの「ミード」と入力すると、そのサジェストトップ2は……。私的には20ヘェ。
このサービス、ネット上の天文界トレンドを手軽に知るために注目したいところ。