
米Meadeは日本時間で5日、LX200の新シリーズ「LX200R」を発表。
いちばんの特徴は、リッチークレチアン(Ritchey-Chrétien)の光学系を採用したこと。ハッブル宇宙望遠鏡と同等の光学系を手中に…、といったキャッチコピーと共に、口径203mm、254mm、305mm、356mm、406.4mmの5モデルが用意されている。価格は、ドルで2499~11999。
コストアップはあるものの、事実上、LX200GPSからのアップグレードとしてラインアップされたものと思われるところ。国内での展開は未確認。
http://www.meade.com/lx200r/
また、LX90シリーズにも変化があり、「LX90GPS」として新たな発表があった。こちらの光学系は、現行通りのシュミットカセグレン。LX200GPSと同等の電装系が搭載されたと考えればよいところ。こちらも国内での展開は未確認。
http://www.meade.com/lx90gps/
これでETXへのGPS搭載がカウントダウンとなっているような……、気がするのは私だけ?

現行ファームウェアで実現しているのか? 今後のファームで更なる改善を行うのか? 米Meadeは、3つのオブジェクト(恒星)さえ探せば容易にオートスターが機能する……。そう印象づけるオートスターのアライメント手法を特許取得。
「AutoAligin」にTM(トレードマーク)が付加された。
専用のページも用意されており、機能にもブランド指向を根ざしていくセンスに感心。
http://www.meade.com/autoalign/
こちらにもビデオが用意されており、映像で与えるインパクトに、米Meade.comは開花しつつあるのか。

米Meade.comの更新が行われ、ETX-80-TCを始め、DS-2000やDeep Sky Imagerなど、インストラクションビデオが各種揃えられた。これまでにもETXはあったが、DSIも揃えることでノウハウ提供を促進していると思われるところ。
DSIの機能はもはや、製品バンドルのPDFでは語り尽くせていないため…、完全解説書の登場も期待したい。
Instructional Videos
http://www.meade.com/educational/
英語が解読不明でも、映像で把握できるのがうれしい……。

Meade製品の国内総販売元のミックインターナショナルは、Meade製品の公式ノウハウ公開や、ユーザー間のディスカッションをサポートするコミュニティーサイトの開設を予定している。
同時に公式サイトもリニューアルし、Webでの情報展開を促進させる狙い。
http://www.micint.co.jp/

最近の、Googleやヤフー経由によるこのサイトへのキーワード検索状況を見ると、依然として70ATが強いことが分かります。
ほかにも、ふたご座流星群への注目度が分かり、動向を知るための判断基準としています(最近、蓄積コンテンツの更新が滞ってますが……)。
1位 etx-70at(39%)
2位 ds-2114ats(2.47%)
3位 ふたご座流星群(2.08%)
4位 etx(1.82%)
5位 天体望遠鏡(1.43%)
検索キーワードの全体から39%を占めるのは相当なもの。これが2006年は80ATに替わるのでしょうか。

Meadeの動向として注目の出来事が1つ。
2006年に予定されるものとして、ETX-PEやLX90-LNTにも搭載されている「Level North Technology」(LNT)が、早期にDS2000シリーズへも採用することが噂されている。情報筋からのもの。
登場間近のETX-80ATには搭載されないものが、DS2000シリーズに搭載というのが興味深い。LNT自体は、完全独立されたハードウェアモジュール構造であり、オートスターさえファームウェアで対応すればサポート可能なことが採用できた理由かもしれない。
そうとはいえ、「いよいよLNTは、プレミアムな存在ではなくなる」ことに…、2006年展望の一端が垣間見られるよう。
17日追伸:米Meade.com上で情報公開された。
http://www.meade.com/starterscopes/ds_series.html

星ナビ2004年5月号の天文機材レビューに掲載されていた「オートスタースイート」(with LPI)の記事がバックナンバーからWeb化し、掲載されている。
http://www.astroarts.co.jp/shop/showcase/hoshinavi-selection/2005/12/index-j.shtml
http://www.astroarts.co.jp/shop/category/hoshinavi-selection-j.shtml
最近はDeep Sky Imager全盛ともいえる情勢ではあるものの、LPIの惑星撮影コストパフォーマンスは健在。
ETX-70/90/105/125、LX90、LXD55/75、DS-2000サポートの#497オートスター向け英語版ファームウェアバージョン「4.0Ef」が、Meade.com上でリリース。
http://www.meade.com/support/auto.html
リリースノートを読むと、LX90-10/12の赤道儀モードと書かれており、SABAさんの書き込み「赤道儀モードへの切り替えができません」に関連しているのでは? と思われるところ。異例とも言えるフィクスバージョンアップ公開なだけに、重要度が“高”だったと考えられるもの。

米Meade.comによると、同社がドブソニアン式の2モデル、6ラインアップを発表した。手軽さをアピールし、大口径でありながら携帯性に優れるものだとキャッチアップしている。一般的なドブソニアンに習い、特にオートスターなどの電気系統は含まれない。
http://www.meade.com/lightbridge/
「LIGHTBRIDGE」の製品名で8インチ(200mm、496ドル~)、10インチ(250mm、649ドル~)、12インチ(300mm、949ドル~)が揃えられる。
国内での展開は未確認。
ETX-70/90/105/125、LX90、LXD55/75、DS-2000サポートの#497オートスター向け英語版ファームウェアバージョン「4.0Ee」が、Meade.com上でリリース。
http://www.meade.com/support/auto.html
今回は、先の4.0Ebからのバグフィクスだと判断ができるところ。リリース文からすると、彗星について、LX90の赤道儀モードのフィクスと書かれている。